コンテンツへスキップ

Cart

カート内に商品がありません。

記事: 【インタビュー】山梨ジュエリー大使 小田切さんに聞く——人生とともに歩むジュエリーの力

【インタビュー】山梨ジュエリー大使 小田切さんに聞く——人生とともに歩むジュエリーの力

今回お話を伺ったのは、テレビ山梨 アナウンサーの小田切いくみさんです。

小田切さんは、山梨ジュエリー大使としても活躍されています。
幼い頃の思い出から現在のジュエリースタイル、そして未来への展望まで――会話の中には、ジュエリーと共に歩んできた人生の物語が詰まっていました。

第一章 母のルビーから始まった憧れ

──初めてジュエリーって素敵だなと感じたのは、どんな時でしたか?

小田切さん:「何歳だったかは覚えていないんですが、本当に幼い頃です。母が大切にしていたルビーの指輪があって、リングケースをパカっと開けた瞬間の、あの鮮やかな赤い石の輝き…“なんでこんなに綺麗なんだろう”って思った記憶があります。

多分私はあの時に石の魅力みたいなものに引き込まれていったのかもしれないと改めて思いました。」

お母様は普段からジュエリーを着けていらしたのですか?

小田切さん:「すごく頻繁ではなかったと思います。でも特別な日にはルビーやダイヤの指輪を棚から出して身につけていて。“気持ちを高めるために着ける特別なもの”なんだなと、小さい頃から感じていました。いつか自分も、あんな綺麗な指輪を着けたいなと憧れていた記憶があります。」

 

──実際にご自身でジュエリーを着け始めたのはいつ頃ですか?

小田切さん:「ファッションには元々興味があったので、高校・大学生の頃、洋服に合わせてイミテーションのアクセサリーを着けるようになりました。本物のジュエリーを初めて持ったのは大学時代。山梨県は宝石の町なので、県のミスコンテストである“ミス宝石”でグランプリをいただき、賞品としてダイヤのリングを贈られたときです。

大きなダイヤの石がついたリングで、『これが本物なんだ』と手にした瞬間の感動は今も覚えています。」

※小田切さん私物

 

第二章 変化していく選び方

──ジュエリーの選び方は年齢とともに変わりましたか?

小田切さん:「20代〜30代前半はアナウンサーの仕事柄、衣装やテレビ映えを意識してパールのネックレスやピアス、大きめの石のものが多かったです。でも年齢を重ねるうちに、日常に溶け込むようなシンプルで上品なデザインに惹かれるようになりました。最近ではカラーストーンや地金ミックスのコーディネートも楽しんでいます!」

小田切さんは、重ね付けのコーディネートも楽しまれていますよね。

小田切さん:「実は重ね付けをするようになったのは最近なんです。
リングをつける機会がいままであまりなかったんですが、30代半ばを過ぎてから無性にリングをつけたくなって。

最近は、同じ色の地金ではなく、プラチナとイエローゴールドを組み合わせたり、ネックレスを2連でつけたり。ひとつひとつはシンプルだけれど華やかに見える工夫が今のマイブームです。」

※小田切さん私物

 

わたしも地金ミックスのコーディネートが好きなので、とても共感します!

小田切さん:「今まではイエローゴールドなら全てのアイテムをイエローゴールドで揃えるのが素敵、と思っていたんですが、オレフィーチェのジュエリーを見ていると地金ミックスのアイテムもあって、新しい!と思いました。私もその合わせ方やってみたいと思って、最近チャレンジしています。コーディネートの幅が広がりますよね。」

──素材へのこだわりは、どのようなきっかけで生まれましたか?

小田切さん:「この10年ほどで、本物のジュエリーを身につけている方と接する機会が増え、その輝きの違いを実感するようになりました。たとえ一瞬しか見えなくても、“あ、素敵なジュエリーを着けているな”とわかるんです。そういう姿に触れるうちに、自分も本物の、しっかりとしたジュエリーを身につけたいと思うようになりました。」

「素材」という、一見わかりにくい部分も大事だと思われるようになったんですね。
オレフィーチェは素材にこだわっているので、輝きの違いを感じるというご意見、こだわってきて良かったと思えます。

第三章 山梨の魅力を伝える“ジュエリー大使”として

──“山梨ジュエリー大使”として、どんな活動をされていますか?

小田切さん:「山梨県甲府市は宝石加工などの宝飾産業が盛んな“宝石の町”として知られていますが、若い方には“ジュエリーは高価で敷居が高い”というイメージがある方も多いですよね。
でも年代やライフスタイルに合ったジュエリーは必ずあるし、山梨には加工技術を遺憾なく発揮した芸術品のようなジュエリーがある。それをもっと身近に感じてもらえるよう、広報活動しています。」

実は私も小田切さんのSNSで「ジュエリー大使」であることを知ったのですが、活動媒体はSNSが多いですか?

小田切さん:「はい、出演番組やSNSでジュエリーを着用して発信したり、山梨県ジュエリー協会が主催のジュエリーフェアというお祭りがあるので、そういったイベントにも参加してPRを行っています。

私自身、山梨県出身ですが学生時代には宝石の町であるということを知らなかったんです。
なので、今の若い世代の方も山梨県がジュエリーの町だと知らない方も多いと思うので
色々な場所で発信することが、山梨を知ってもらうきっかけになると思いますし、
今やSNSは国内だけでなく世界中に発信されますから、そういうところでPRできるのは素敵なことだと思って活動しています。」

──ずっと甲府でお過ごしなんですよね。ジュエリーの産地ならではの思い出はありますか?

小田切さん:「はい。取材で何度も工房を訪ねたことがあります。輝きのない原石が、磨かれることでキラキラと輝きを放つ――その過程を間近で見られるのは、山梨にいるからこそだと思います。職人さんの緻密な技術を目の当たりにすると、本当に感動しますね。」

確かに、産地ならではの光景ですね。日常的にそういう現場を見られるのは羨ましいです。

小田切さん:「ありがとうございます。カットの仕方ひとつで輝きが変わるなど、細部の違いを知る機会があるのは、ジュエリー大使としても、山梨に住んでいてよかったと思う瞬間です。

それから最近では、メーカーさんやブランドさんからお借りするジュエリーの個性の豊かさにも驚かされます。伝統的なデザインを、令和の時代に合わせておしゃれに表現しているものも多く、毎回新鮮な感動があります。」

第四章 オンライン時代に映える“さりげない輝き”

──アナウンサーとして人前に出る中で、ジュエリーの身につけ方に変化はありましたか?
小田切さん:「以前はテレビ映えする存在感のあるジュエリーが良いと思っていましたが、今は年齢や自分らしさに合わせた、さりげないシンプルなジュエリーに惹かれます。大人の女性としての振る舞いを引き立てる“ツール”として、控えめでも質の良いものをひとつ身につけることを意識しています。」

──最近はオンラインでの仕事や面接なども増えましたよね。そういった機会のある読者の方に、画面に映る時のジュエリー選びのポイントはありますか?
小田切さん:「昔は揺れるピアスは視線が耳元に行きすぎるのでアナウンサーは避けた方がいいと言われていました。でも今は、小粒のダイヤなどさりげなく揺れるタイプなら上品で素敵だなと思います。最近お借りしたピアスもそうでしたが、動くたびに自然に光って目に入るので、オンラインでも素敵に見えると思います。」

さりげなく揺れるピアスだと、顔周りが華やかになりますね!
お客様からのご相談に多い内容なので、お聞きできて良かったです!

第五章 今日のジュエリーコーディネート

──今日のジュエリーコーディネートについて教えてください。
小田切さん:「胸元が広く開いた服に合わせて、月モチーフのネックレスを主役に。指輪はカラーストーンと地金のリングを、中指と人差し指に着けています。服がシンプルなので、カラーストーンの存在感を引き立たせました。服や小物の色によっては、地金のみのリングに変えてバランスを取ることもあります。」

いつもインスタグラムでおしゃれな付け方を投稿してくださっていて、バランスも考えてくださっていて嬉しいなと思ってました!

着用アイテム

──衣装協力でお貸し出しいた中で印象に残っているジュエリーはありますか?
小田切さん:「ひとつは、長めの月モチーフの「モアナ」ピアス。司会の仕事でワンピースやフォーマルな服に合わせて着けていました。髪を下ろしてもアップにしても、さりげなく揺れて綺麗に見えるのが魅力です。同じデザインのネックレスとセットで使ったこともあり、印象深いアイテムです。
もうひとつは、「モルガナイト リディア」リング。カラーストーンの色がとても好みで、着けると気分が上がりました。」

第六章 心を支える、お守りのようなジュエリー

──ジュエリーを着けたとき、パワーを感じることはありますか?

小田切さん:「ありますあります!気持ちが沈んでいる日や、大きな仕事があって不安な時、自分の気持ちに正直に、インスピレーションでつけるジュエリーを決めるのですが、着けた瞬間に気持ちが上がって"何とかなりそう!"という気持ちにさせてくれますね。

ジュエリーをつけないと、外出モードにならないというか。必ず1アイテムは身につけて出るようにしています。」

ジュエリーを忘れてしまった時や急いでいてつけられなかった時、裸みたいな気持ちになって落ち着かないですよね(笑)

小田切さん:「そうなんです!特に指輪は自分の視界に入るので、少し大きめのモチーフのものをつけて、緊張する場面でも指輪を見て気持ちを落ち着けるようなことを無意識にしていると思います。」

お守りみたいな役目になっているんですね。挑戦する前やステップアップのタイミングで、ジュエリーが精神的な支えになることもありますか?

小田切さん:「ありますね。学生時代に“ミス宝石”に選ばれた時にいただいたダイヤのリングは、不安な気持ちを拭い去ってくれる存在になっていて、特別な時に必ず着けます。以前は存在感が強くて普段使いできませんでしたが、デザインを少しシンプルにリフォームして日常でも着けられるようになりました。
本当に気持ちを上げてくれる指輪なので、この指輪は一生つけるぞ!という思いでいます。」

そのジュエリーとの思い出も込みで、大切な指輪なんですね。
学生時代からダイヤモンドを身につけられるなんて、なかなかできないことだと思うので羨ましいです。

小田切さん:「そうですよね。初めの頃はダイヤモンドを身につけても"着せられている感"というか、指輪の方が目立ってしまっていたんですが

歳を重ねて少しづつ馴染んできたと思います。」

※小田切さん私物

 

──長年共に歩んできたジュエリーのお話を伺いましたが、ご褒美として新しいジュエリーを買うことはありますか?

小田切さん:「実は逆で、目標に向かって奮起したり、乗り越えるために先に買うタイプです。」

乗り越えるためのジュエリー、新しい切り口ですね!

小田切さん:「目標のステージにつけていきたい、という思いが大きいかもしれないです。“これを着けられる自分になろう”と決めて、それを目標に頑張るんです。」

これまでもそういったお買い物は何度かされましたか?

小田切さん:「アナウンサーとして社会人になるタイミングで、“新たなステージに上がる記念”として、初任給で少し高めのネックレスを2〜3本まとめて購入しました。初任給の1か月分ほどを使って買ったものです。今も長年愛用しています。」

2~3本!まとめて購入されたんですね。確かにジュエリーはずっと使えますし、最初に買っておくのもいいですね・・・!

小田切さん:「そうなんです。しばらくしまっていた時期もありましたが、時が経つとまた自然と身につけたくなる。ジュエリーはそこで終わりではなく、人生のステージが変わるたびに再び輝きを放つ存在だと思います。」

第七章 未来への想いと夢のジュエリー

──今後、ジュエリーとはどんな風に付き合っていきたいですか?
小田切さん:「今は“上品で大人っぽいジュエリー”に惹かれていますが、きっとまた髪型やファッションが変わる時、人生の新しいステージを迎える時に好みも変わっていくと思います。でもどんな時も、“これをつけたい”と心から思えるものを正直に選んでいきたい。流行に縛られるのではなく、自分の気持ちに素直に、その瞬間ごとのジュエリーを楽しんでいきたいんです。それが私にとってのジュエリーの醍醐味ですね。」

──これから「こんなジュエリーがあったらいいな」と思う“夢のジュエリー”はありますか?

小田切さん:「この前、マグネットのブレスレットを試させてもらったんですけど、本当に簡単にピッとつけられて感動しました。ああいう工夫ってすごいなと思って。」

ありがとうございます。あれは開発に何年もかかったので、そう言っていただけると本当に嬉しいです。

小田切さん:「 はい。すごかったです。私自身は“一つのアイテムでいろいろ使い回したい”という思いが強くて。例えば、ネックレスなんだけどピアスにもなるとか、チェーンを工夫すればブレスレットにもなるとか、指輪にもなるとか。そんな“四役”ぐらいこなせるようなジュエリーがあったらいいなと思います。

あと、表はダイヤ、裏はカラーストーンみたいにリバーシブルで楽しめるデザインもいいですね。自分で形を変えて3WAY、4WAYにできるようなもの。そういうジュエリーがあったら最高です。」

実は最近、ラリエットデザインの新作が出ていて、真ん中のパーツを動かすとラリエットにもロングネックレスにもなるんです。そういう「変形できるアイテムが欲しい」というリクエストから生まれたアイテムなんですよ。

小田切さん:「そういうのです!じゃあ、夢じゃないかもしれないですね。」

はい!デザイナーもすぐそばにいますから、ぜひアイデアを伝えてみたいと思います。

背伸びする勇気が、新しい自分をつくる

──最後に、ジュエリー好きな読者の皆さんへ「自分らしいジュエリーの楽しみ方」についてアドバイスをお願いします。

小田切さん:「そうですね…、やっぱり『似合わないかも』と思って諦めてしまうのはもったいないことだと思うんです。

ちょっと背伸びをしてでも、『これをつけたい』と感じたものを身につけてみてほしい。そうすることで、きっと自分自身がそのジュエリーにふさわしい存在へと近づいていけるはずです。

だからこそ、自分の気持ちに正直になってアクセサリーを楽しんでほしいですね。



小田切さんの言葉から感じられたのは、ジュエリーが“その時の自分”に寄り添いながら、長く人生をともにしていく存在であるということ。
トレンドや枠にとらわれず、「これが好き」と思う気持ちに素直でいることが、何よりも自分らしい輝きにつながるのかもしれません。

「ジュエリーは、変わりゆく私に寄り添い、そして育ててくれる。」

そう信じて選ぶ姿勢は、読む私たちにも“自分を肯定する力”を思い出させてくれます。

コメントを書く

このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。

名前はコメントと共に公開されますのでニックネームをご入力ください。メールアドレスは公開されません。 全てのコメントは、掲載前にモデレートされます。