マイクロスコープセッティングとは、マイクロスコープ(顕微鏡) を使ってダイヤモンドを留める技術のことです。
1mm程の小さなダイヤモンドを、さらに小さなツメで留めることが出来るため、まるでダイヤそのものを並べているような、繊細で華やかなジュエリーを作ることが出来ます。
肉眼でもこのサイズのダイヤモンドを留めることは可能ですが、
ツメの形や留め方の美しさは歴然として異なります。
職人がこの技術を習得するには多くの時間がかかるため、日本ではマイクロスコープセッティングを使ったジュエリーがそれほど多く出回っていません。
しかし、ジュエリー文化の根付いたヨーロッパでは、その美しさからマイクロスコープセッティングのジュエリーが主流になるほど人気になっています。
マイクロスコープセッティングのジュエリーを作るためには、
・顕微鏡を使って、ダイヤモンドを留める技術
・小さなツメを作るため、綿密に設計された原型を作る技術
・ツメに引っ掛かりがないよう表面を滑らかに整える仕上げの技術
など、工房全体の技術の高さが問われます。
また、ダイヤモンドの研磨はオレフィーチェの工房では行っていませんが、ダイヤモンドを1mmサイズに揃え、美しく輝かせるためには、非常に高い精度のカッティング技術が必要となります。
そのような質の良いダイヤモンドを仕入れるテクニックや、工房全体の技術が合わさり、美しいマイクロスコープセッティングのジュエリーが生み出されています。